スマホ充電器購入時に役立つコネクタ情報を解説!iPhone&Android

充電器・バッテリー

スマホの充電器を購入する際、誤って異なる種類の充電器を購入してしまった経験はありませんか?
または、購入しようとしたけど、自分が持っているスマホに適合する充電器がどれか分からなく、購入を断念した経験はありませんか?

そんな経験がある方は、これから紹介するスマホのコネクタ種別をご覧ください!
ご自身が持っているスマホのコネクタ種別を判別できれば、充電器やスマホアクセサリーを購入する際にきっと役に立ちます。

あなたのスマホはiPhone?Android?

日本には数多くのスマホが流通しています。
スマホの種類でよく耳にするのが「iPhone」または「Android(アンドロイド)」。
この2つはいったい何が違うか分かりますでしょうか。

そう。
搭載されている「OS(オーエス)」が異なるのです。

OSとは「オペレーションシステム」の略で、スマホを制御しているメインソフトウェアのことです。

iPhoneにはApple社の「iOS」というOSが搭載されています。
AndroidにはGoogle社の「Android OS」というOSが搭載されています。

少しややこしくなりますが、iPhoneはApple社が製造しています。
しかし、「Android OS」を搭載したスマホは、Google社以外の企業も製造をしています。
「Android OS」を搭載したスマホのうち、以下のメーカーであれば聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

・ソニー (Xperiaシリーズ
・富士通 (arrowsシリーズ
・シャープ (AQUOSシリーズ
・サムスン電子 (Galaxyシリーズ
・Huawei (ファーウェイシリーズ

※2019年4月現在、Xperiaシリーズは「ソニーモバイルコミュニケーションズ」が、arrowsシリーズは「富士通コネクテッドテクノロジーズ」が製造メーカーとなっています。

「あなたのスマホはAndroid?」
という質問に対し、
「Xperiaです。」
と答える方はその質問の趣旨が理解できていない証拠です。

店員さんに相談する際も、この辺が理解できないと先に進まないケースも想定されます。
OS(iPhoneまたはAndroid)を聞かれているのか、スマホ製造メーカーを聞かれているのかをジャッジできるようになると、いろいろと不憫を感じにくくなるはずです。

iPhone用のコネクタ「Lightning(ライトニング)」

Lightningイメージ

さて、ここからが本題です。
ご自身のスマホがiPhoneシリーズだという方は、iPhone専用のコネクタが搭載された充電器を購入する必要があります。

その名称は「Lightning(ライトニング)」コネクタ。
なかなか聞きなれない方も多いかもしれませんね。

Lightningコネクタはシンメトリー構造になっており、上下どちらの向きでもiPhoneに対して接続が可能です。

MFiという認可制度

Lightningコネクタを搭載した商品および製造工場は「MFi(エムエフアイ)」というApple社が規格した認可制度をクリアする必要があります。
このMFiという認可制度を保つことで、Apple社以外の企業が製造した周辺機器でも一定の性能や品質基準を保持する狙いがあります。

MFi認証品かどうかという点は、iPhoneユーザーが充電器や周辺機器を購入する際に最も注意してほしいポイントの一つです。
当然ながら、非認証品の利用はApple社も推奨していないでしょう。

定期的にアップデートを行っているiOS(iPhoneのOS)ですが、非認証品対策もしっかりと対策を練られています。
非認証品にはApple社純正のチップが内蔵されておらず、今は充電できたとしても、iOSのアップデートのタイミング等で充電ができなくなってしまう可能性があります。

品質面だけでなく、Apple社がありとあらゆるトラブルを想定していることがうかがえます。

そして、MFi認証品と非認証品とでは、価格面も大きく差が出てくるケースが多いです。
例えば、MFi認証品の1m長のケーブルが1,000円~1,600円程度するのに対し、非認証品は500円未満で販売されているケースもあります。

MFi認証品を製造するには商品や工場だけでなく、パッケージ内容まで審査が必要となります。
また、Lightningコネクタに組み込むApple社の専用チップを手配する必要があり、製造コストがどうしても高くなりがちです。
在庫処分セールなどで極端に安く販売されているケースもあり得ますので、一概に価格だけでどうこういうことはできませんが、そういった目線でチェックするのも一つの手だと思います。

どうやって見分ければいいの?

MFi認証品のパッケージには、以下のような認証マークが表示されています。
そもそもですが、MFiとは「Made For iPhone/iPad/iPod」を略した名称となります。

現在はこちらの新タイプの認証マークが広く使用されています。

認証品イメージ1

下の写真は新タイプが出る前の認証マークです。
店頭に残っており、たまに見かける機会があります。

認証品イメージ2

こういった認証マークが表示されている商品を購入するようにしましょう。

※iPhoneでLightningコネクタが採用されたのは「iPhone 5」以降のシリーズからです。その前までのシリーズではドックコネクタというものが採用されていました。さすがに過渡期を終え、ドックコネクタ搭載のiPhoneは見かけなくなりましたので、本記事ではLightningコネクタに絞って説明させていただきます。

Android用のコネクタ「Micro USB」

MicroUSBイメージ

ご自身のスマホがAndroidだという方は、搭載されているコネクタが「Micro USB」かどうか確認してください。

一昔前のAndroidスマホには、Micro USBというUSBコネクタが多く採用されていました。
ちなみにMicro USBには以下の種類が存在します。

・Micro-A
・Micro-B(USB 2.0)
・Micro-B(USB 3.0)
・Micro-AB

少しややこしくなるので詳細は省きますが、スマホなどで持ち入れられているコネクタはほぼ「Micro-B(USB2.0)」に該当しますので、本記事で説明する「MicroUSB 」はすべて「Micro-B(USB2.0)」タイプであると認識してください。
本来であれば「Micro-B(USB2.0)」という名称を使用して説明すべきですが、「MicroUSB」という名称の方が圧倒的に認知度が高いため、あえてこの流れに沿って説明させていただきます。

MicroUSBは台形上のコネクタで、上下の向きを間違えると接続ができません。

どうやって見分ければいいの?

パッケージに以下のような表記がある商品を探してください。
Micro USB 用
Micro USBケーブル同梱

Android用のコネクタ「USB Type-C」

Type-Cイメージ

ご自身のスマホがAndroidだという方は、搭載されているコネクタが「USB Type-C」かどうか確認してください。

最新のAndroidスマホには、Type-Cという比較的新しいUSB規格のコネクタが採用されています。
Type-Cコネクタはシンメトリー構造になっており、上下どちらの向きでも接続が可能です。

昔からずっとAndroidユーザーだった方は理解いただけるかと思いますが、シンメトリー構造になったことで充電の際のイライラがかなり解消されました。
従来のMicroUSBコネクタ搭載のスマホは、上下の向きが逆だと接続ができず、特に寝室や暗い部屋で充電する際はかなりストレスを抱えた方も多いのではないでしょうか。

どうやって見分ければいいの?

パッケージに以下のような表記がある商品を探してください。
Type-C 用
Type-Cケーブル同梱

Type-Cの機能説明の際に、以下の特徴を見聞きする機会が多いです。

・給電能力の向上
・データ転送速度の向上

あながち間違いでもないのですが、Type-Cのなかにもいくつか種類が存在し、機能面を語るうえでType-Cという情報だけでは足りません。
「Type-Cだから充電速度やデータ転送速度が早い!」などといった言葉を見聞きしますが、こういった表現は本来ふさわしくありません。

機能面の言及をするにはUSB規格や給電規格などについても説明する必要があります。
以下の記事にて詳しく説明していますので興味がある方はご覧ください。

・USB規格とは?最新のUSB4から歴代USBシリーズを徹底解説

コメント

タイトルとURLをコピーしました