5Gとは?これさえ抑えれば理解できる3つのポイント

規格・認証関連

近ごろニュースなどでよく見聞きする5Gという言葉。
5Gは、いままでの常識を覆す次世代の通信システムです。

細かい規格内容や制約などはこれから定まっていく方針です。

今回はそんな5Gについて分かりやすく解説していきます。
抑えてほしいポイントはたったの3つです!

安心してください。
難しいことは嫌という方も、ちゃんと理解できるはずです!

第5世代移動通信システム「5G」

2020年代にはあらゆるモノがネットワークに繋がる時代が来るといわれています。

いま流行りのIoTの技術がより身近になるということですね。
とある大手の携帯キャリアは、過去にインターネットが普及したとき以上の変革が起きるかもしれないと予想しています。

5Gへの期待が日に日に高まっています!

総務省が2019年4月に電波監理審議会を経て、専用の電波を以下の携帯キャリアに割り当てたのは記憶に新しいですね。

・NTTドコモ
・KDDI
・ソフトバンク
・楽天モバイル

高速・大容量通信

高速大容量通信イメージ

4Gの通信速度は1Gbps程度。
5Gでは、何とその10倍以上の10~20Gbps程度にまで目標速度を設定しています。

ネット動画で再生が止まったり、音声が途切れたりすることも解消され、より快適なインターネット環境が期待されています。

10~20Gbps程度の通信速度がどれだけ早いか想像つかない人はいませんか?
なんと、2時間程度の映画のダウンロードが、わずか数秒で終わる驚きの速さです!

と、とんでもない速さ・・・

超低遅延通信

超低遅延通信イメージ

5Gでは通信につきものの遅延も大幅に改善され見込みです。
無線区間における遅延を片道1ミリ秒(0.001秒)以下に抑えることを目標としています。

ちなみに4Gでの無線区間通信の遅延は0.01秒程度。
通信遅延を約10分の1に抑えることが可能となるのです。

遅延が低減されることにより、精密な機器動作が必要とされるシステムに活用されることが期待されています。

超多数端末接続

超多数端末接続イメージ

5Gでは、1平方kmあたり100万台の端末を同時接続できることを目標にしています。
自宅や職場に5G通信できるIoT機器を多数設置しても、通信パフォーマンスに影響が出にくくなります。

また、コンサートやスポーツ観戦、花火大会など、多くの人が集まるイベント。
こんなイベントに行った方は経験済みだと思いますが、スマホの通信が不安定になったりしますよね。

5Gの本格運用が始まれば、こういった状況を改善できる日が期待されているのです!

私たちの生活にどう影響する?

生活影響イメージ

5Gを簡単に説明すると、上記で説明した3つの代表的な特徴を持ち合わせます。
では、この3つの特徴で私たちの生活にどういった影響をもたらすのでしょうか?

スマホなどの通信速度が向上するという基本的なメリットはすでにご理解いただいたはず。
その他にも数ある中から想像しやすいものを選出してみました。

・車の自動運転システム
・専門医のいない遠隔地への医療機器遠隔操作
・災害時の危険な場所へのロボット遠隔操作
・監視カメラなどの高解像度映像通信

数えればキリがないというのが正直なところ。

複雑かつ精密な動作や、遅延が許されない機器の制御にもってこいの次世代通信です。
超多数接続などのメリットを活かし、単純な機器でも多数をネットに接続可能な効果も大きいです。

映画のダウンロードが早く終わる以外にもこんなにメリットがあるのか。

まとめ

今後間違いなく発展を遂げるであろうIoT革命。

そんな最先端世界の屋台骨となる期待が5Gには秘められています。
車や家電、ロボット、監視カメラなどの膨大な通信を支える縁の下の力持ち。

5Gの運用は2020年ごろから徐々に進んでいくと予想されています。
ただし、いきなりすべての環境下で5Gを体験できる日はさらに先の未来となるでしょう。

5G通信網を確立させるために莫大なインフラの整備にも時間を要するからです。

でも遠くない未来、必ず5Gを基盤とした社会はやってくるはずです!
それまで期待を胸に膨らませ、待ち望みましょう!!

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